お酒は20歳になってから
皆さまこんばんは。
さけ袋のお時間です!
本日は僕の好きなスコッチの1本をご紹介します。
『クライヌリッシュ14年』
日本でオフィシャルで発売されているのは、この14年のみです。
ジョニーウォーカーのキーモルトとしても有名ですが、シングルモルトも評価の高い1本です!
クライヌリッシュ
飲み進める前にクライヌリッシュ蒸留所について簡単に探ってみましょう!
クライヌリッシュ蒸留所は1819年に『サザーランド公爵』によってスコットランドの北ハイランド地方、サーモンフィッシングで有名なブローラに建てられました。
200年以上の歴史がある蒸留所です!
イギリス国内の不況のあおりなどで、持ち主を転々としますが、 1916年に『ジョニーウォーカー』で有名な『ジョン・ウォーカー&サンズ社』が株式の一部を取得し、その流れで現在は『ディアジオ社』が所有しています。
1967年にはブレンド用原酒の需要拡大で新たな蒸留所が隣の敷地に建てられて、元々あったクライヌリッシュ蒸留所は改名して『ブローラ蒸留所』となりました。
ブローラ蒸留所は1969年から14年間稼働しましたが、不景気で1983年に閉鎖しました。
その時期に作られたブローラ原酒は『レアモルトシリーズ』として高騰しております。
一度は飲んでみたいものです。
しかし!!
2021年5月に4年間の改修を経て、ブローラ蒸留所は38年ぶりに生産が再開されました!
当時とは多少の違いはあると思いますが、近い未来にヴィンテージではない新たなブローラのウイスキーが発売されます。
クライヌリッシュに話を戻して。
ウイスキーづくりに使われている大麦は北ハイランドで収穫、精麦されたものを使用しており、仕込み水はクラインミルトン川からパイプで引かれた水を使用。
熟成に使用される樽はバーボン樽が中心で、シェリー樽での熟成も少量行っております。
クライヌリッシュ蒸留所でつくられるウイスキーの約95%は、ブレンデッドウイスキー向けに生産されています。
主に『ジョニーウォーカー ゴールドラベル』や『ブラック&ホワイト』のキーモルトとして使われております。
ほぼブレンデッドに使用されているんです!
ブレンデッド以外はオフィシャルで14年と、限定品、ボトラーズなどで飲むことができます。
現在、一般的な酒屋で見ることができるのはオフィシャルの14年のみだと思われます。
では実際に飲んでいきましょう!
テイスティング
今回はストレートとハイボールでテイスティングしました。
【クライヌリッシュ14年】
《度数》46%
《原材料》モルト
色味は黄色味が強いゴールドで、少し粘性もありました。
まずはストレートです。
・香り
洋梨のフルーツ、コクのある黒蜜の甘い香り、ほのかに潮を感じました。
華やかなでジューシーなフルーツの香りと、コクのある甘い香りが印象的でした。
・味わい
トロッとしたオイリーな口当たりで、洋梨とまろやかで重厚感のある甘み。
余韻はスパイシーで、少しビターさも感じられて複雑な味わいに変化していきました。
お次はハイボールです。
・香り
洋梨や青リンゴなど爽やかなフルーツの香りとほのかに甘い香りも感じられました。
ハイボールにすると、香り立ちはそれほど強くありませんでした。
・味わい
熟した洋梨のフルーツが広がり、ほんのりとハチミツの甘さも感じました。
余韻は長くありませんが、ドライですっきりとした味わいでした。
まとめ
今回は『クライヌリッシュ14年』を飲んでみましたが、華やかでエレガントな味わいでした。
ストレートでももちろん美味しいですが、ハイボールも深い味わいで美味しかったです。
水割りもおすすめなので、オールラウンダーです!
誰もが知っているメジャーな銘柄ではないかもしれませんが、誰でも美味しいと感じる1本だと思います。
通年買えるようなオフィシャルリリースは14年のみなので、自分用にはもちろん、プレゼントに選ぶのも良いと思います。
ある程度飲み慣れている人でも美味しいと思えるセンスの良い1本です!
では最後に今回の『ちょっと人に話したくなるポイント』です。
- クライヌリッシュ蒸留所は1819年に建てられた
- 生産されているウイスキーのほとんどはブレンデッド用に使われている
- ジョニーウォーカーやブラック&ホワイトに使われている
皆様もご興味があれば是非、飲んでみてはいかがでしょうか?
では。
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