お酒は20歳になってから
皆さまこんばんは。
さけ袋のお時間です!
本日はリカーマウンテンのウイスキーくじで当たったこちら。
『グレングラント12年』
イタリアでのシェア率が高いスコッチウイスキーです。
グレングラントの年数表記ありは初めて飲むので楽しみです!
グレングラント
飲み進める前にグレングラントについて簡単に探ってみましょう!
1840年にジェームズとジョンのグラント兄弟がスコットランドのスペイサイド地方に『グレングラント蒸留所』を設立しました。
ここ数年で見る機会が増えましたが歴史のある蒸溜所です!
スコットランドのウイスキー蒸溜所はゲール語で『谷』を意味する『GLEN(グレン)』の後に地名をつけることが多いですが、グレングラントは兄弟の名前からつけています。
スペイサイドのローゼスという町に位置しており、海が近く、南側にはスペイ川が流れたウイスキーつくりに適した自然豊かな環境です。
『Simplicity(飾り気がない)』をモットーにウイスキーづくりをしています。
グラント兄弟の死後、『ジェームズ・グラント』の息子『メジャー・グラント』が3代目となり、蒸溜所の生産能力を拡大させました。
1883年に初めてウイスキー蒸溜所で発電装置を導入し、1977年にはカナダの『シーグラム社』が買収し、設備投資を行いました。
その後、2006年にイタリア向けの流通が多かったこともあり、イタリアの『カンパリ社』が買収しました。
イタリアで最も売れているスコッチウイスキーです!
ラインナップ
現在グレングラントは12年の他にもラインナップがあります。
- アルボラリス
- 10年
- 12年
- 15年
- 18年
- 21年
ボトラーズからも多数出ていますが、スタンダードのラインナップは以上です。
オフィシャルで21年まで発売しているのは安定した原酒の生産が可能だからこそです!
特に日本での知名度を上げたのは2021年に発売された『グレングラント アルボラリス』だと思います。
低価格で飲みやすくハイボールが美味しいです!
ちなみに『アルボラリス』はラテン語で『木漏れ日』という意味だそうです。
今回の『アルボラリス 12年』はノンピートの大麦麦芽だけを原料に、12年以上熟成された『バーボン樽』と『シェリー樽』の原酒を使用しています。
では実際に飲んでいきましょう!
テイスティング
今回はストレートとハイボールでテイスティングしました。
【グレングラント12年】
《度数》43%
《原材料》モルト
色味は少し薄めの綺麗な琥珀色です。
まずはストレートからです。
・香り
熟した赤いりんごのフルーツ感が強く、はちみつの甘さやモルトの穀物感も感じられました。
熟成感のあるどしっとした香りで、アルコール感はそれほど感じられませんでした。
・味わい
香りで感じたほどの芳醇さはありませんが、華やかなフルーツ、はちみつの優しい甘さやナッツの香ばしさを感じました。
余韻は酸味とスパイシーさもあり、華やかさからビターな印象へと変化していきました。
お次はハイボールです。
・香り
ほんのりとすっきりしたりんごの香りを感じましたが、香り立ちはそれほど良くはありませんでした。
・味わい
ハイボールにすると甘さより赤いりんごのフルーツ感、余韻は長くないですがビターな味わいでした。
すっきりした飲みやすさと、フルーティーな味わいのバランスが良かったです。
まとめ
今回は『グレングラント12年』を飲んでみましたが、熟成感とすっきりした味わいのバランスが良く飲みやすかったです。
アルボラリスはごくごく飲める軽やかさがありますが、12年は程よい熟成感で個性もありました。
飲みにくいような尖った個性はないので、最近ウイスキーを飲み始めた方でも美味しく飲めると思います。
アルボラリスもそうですがグレングラントは万人受けする味わいです!
では最後に今回の『ちょっと人に話したくなるポイント』です。
- 1840年にジェームズとジョンのグラント兄弟が設立
- 『Simplicity(飾り気がない)』をモットーにしている
- イタリアで最も売れているスコッチウイスキー
皆さまも是非一度、試してみてはいかがでしょうか?
では。
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