さけ袋のブログ

ちょっと人に話したくなるお酒の知識

緑のジョニーウォーカー【ジョニーウォーカーグリーンラベル15年】

お酒に関する内容を含んでいます。
お酒は20歳になってから

 

皆さまこんばんは。

 

さけ袋のお時間です。

 

本日はジョニーウォーカーからこちら。

 

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『ジョニーウォーカー グリーンラベル15年』

 

15年以上熟成されたモルト原酒のみのジョニーウォーカーです。

 

 

黒と赤はお馴染みですが緑は一体どのような味わいなのでしょうか!?

 

 

 

ジョニーウォーカー

 

飲み進める前にジョニーウォーカーについて簡単に探ってみましょう!

 

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『ジョニーウォーカー』1820年にスコットランド南部のキルマーノックで当初は食料雑貨店として創業されました。


創業者はョン・ウォーカー』


1820年、当時まだ14歳のジョンは、父親から受け継いだ農場を売却し、その資産を元手に食料雑貨店を開業します。


食料雑貨店で取り扱っていた紅茶やスパイスのブレンディングにヒントを得て、ウイスキーのブレンドにも挑戦しました。


複数のウイスキーをブレンドすることで味わいに奥深い複層性が生まれ、ジョンの雑貨店で販売するウイスキーは瞬く間に高い評価を得ました。

 

それがジョニーウォーカーの始まりです!


1909年から創業者ジョンの愛称に因んだ『ジョニーウォーカー』のブランド名で販売されるようになりました。


ブレンドによって得られる味わいに魅了されたジョニーウォーカーは、以来ブレンディング技術を磨き続け、7世代のマスターブレンダーに受け継がれています。


1934年に英国王室御用達となり、今でも『ジョニーウォーカー』が納められています。


日本では『ジョニ黒(ブラックラベル)』『ジョニ赤(レッドラベル)の愛称で親しまれており、昭和期の日本では庶民の憧れとして大衆文化にもしばしば登場しました。

 

1957年の日本においての『ジョニ黒』の価格は1万円であり、これは当時の大卒初任給二ヶ月分に相当したそうです。

 

高い!!


1985年頃になると海外旅行者の増加に伴う免税品の利用から入手し易くなり、更に1989年に消費税が導入されると更に購入しやすくなりました。

 

現在、『ジョニーウォーカー』は世界で最も売れているスコッチウイスキーです。

 

ジョニーウォーカー グリーンラベル15年 


『ジョニーウォーカー グリーンラベル15年は1997年に『ジョニーウォーカー ピュアモルト15年』という名前で発売が開始されました。

 

ピュアモルト?

 

ピュアモルトとはモルトウイスキーのみのウイスキーのことです!

 

『シングルモルトウイスキー』と同義ですが、複数の蒸溜所のモルト原酒をブレンドしたブレンデッドモルトウイスキーを指す場合もあります。

 

2004年に『ジョニーウォーカー グリーンラベル15年』へと名称が変わりました。


しかし売上不振、原酒不足など理由は様々ですが、2012年に正規輸入での終売が発表されました

 

正規輸入での終売ですので並行輸入品は出回っていたようです!


その後、正規輸入代理店が『キリンビール』となり、2016年に日本での販売が再開しました。

 

『ジョニーウォーカー』はブレンデッドウイスキーですので、基本的には『モルト原酒』『グレーン原酒』がブレンドされています。


しかし、『ジョニーウォーカー グリーンラベル15年『モルト原酒』のみを使用したブレンデッドモルトウイスキーです。

 

使われている原酒はスカイ島の『タリスカー』アイラ島の『カリラ』スペイサイド地方の『クラガンモア』、『リンクウッド』の4つで、最低でも15年熟成したモルト原酒だけを原材料としています。

 

最低15年熟成ってことはそれ以上も入ってるの?

 

もちろん入ってる可能性はあります!


樽で熟成させたウイスキーは、その樽ごとに微妙に味や特徴が異なっています。


商品化するにあたって、ボトル毎の味を均一化させる必要があるので、色々な樽の原酒をブレンドして、味わいの調整をしてボトルに詰められます

 

ただ、熟成年数を表記する場合はブレンドした原酒の中で、最も若い原酒の熟成年数を表記しなければいけません

 

例えば『30年』『15年』『5年』の熟成された原酒をブレンドした場合、最も若い熟成年数の『5年』と表記しなければいけません。

 

では実際に飲んでいきましょう!

 

 

 

テイスティング

 

今回はストレートハイボールでテイスティングしました。

 

Details

【ジョニーウォーカー グリーンラベル15年

《度数》43%
《原材料》モルト

 

 

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色味はしっかりとした琥珀色です。

 

まずはストレートからです。

 

・香り

 

青リンゴや洋梨の爽やかなフルーツの香りが強く、クリーミーで柔らかなバニラの甘い香りも感じられました。

 

ウッディーやスモーキーな要素も少し感じました。

 

・味わい

 

口当たりはまろやかで、複雑ではあるもののフレッシュな青リンゴのフルーツ感と優しいハチミツのような甘さが印象的でした。

 

余韻でふわっと感じるスモーキーさもありますが、ドライで全体的に重すぎず飲みやすかったです。

 

 

お次はハイボールです。

 

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・香り

 

ストレートで感じたクリーミーな甘い香りはなく、 すっきりとした青リンゴの爽やかな香りが強かったです。

 

・味わい

 

青リンゴのフルーツを初めに感じ、その後は乳酸飲料のような酸味もありました。

 

少しスモーキーさもありますが、ハイボールにするとドライですっきりした味わいになりました。

 

まとめ

 

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今回は『ジョニーウォーカー グリーンラベル15年』を飲んでみましたが、ブラックやレッドとは違ったフルーツ感やモルト、余韻のスモーキーさで飲みごたえがありました。

 

特にハイボールは熟成感はあるものの、フルーツ感が爽快で飲みやすかったです!

 

どちらかと言えば、食中酒というより暑い季節の食後にゆっくり飲みたい1本でした。

 

モルト原酒のみではありますが、ジョニーウォーカーらしい複雑な味わいでストレートやハイボール以外でも楽しめる1本だと思います。


では最後に今回の『ちょっと人に話したくなるポイント』です。

 
ちょい話 POINT
  • ジョニーウォーカーは世界で最も売れているスコッチウイスキー
  • グリーンラベルはモルト原酒のみのジョニーウォーカー
  • 一度終売したが2016年から再発売した


皆さまも見つけた際は是非、試してみてはいかがでしょうか?

 

 


では。

 

 

 

 

 


 

 
 

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