さけ袋のブログ

ちょっと人に話したくなるお酒の知識

新たなブレンデッドウイスキー【ニッカフロンティア】

お酒に関する内容を含んでいます。
お酒は20歳になってから

 

皆さまこんばんは。


さけ袋のお時間です!


本日はニッカウヰスキーから新たに発売されたこちら。

 

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『ニッカ フロンティア』


2024年にニッカウヰスキーは創業90周年を迎え、新たに発売されたブレンデッドウイスキーです。

 

 

どのような味わいなのか楽しみです!

 

 

 

ニッカウヰスキー

 

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飲み進める前にニッカウヰスキーの歴史について簡単に探ってみましょう!

 

ニッカウヰスキーは、現在のサントリーの前身であった寿屋でウイスキーの製造に携わっていた竹鶴政孝が1934年に創業しました。


竹鶴政孝は1918年に洋酒を学ぶためにウイスキーの本場であるスコットランドへ留学し、スコットランドに近い気候を求めて、北海道の余市に『余市蒸溜所』をつくりました。

 

NHKの朝ドラ『マッサン』のモデルにもなり、『日本のウイスキーの父』と呼ばれています!


その後1969年に異なる蒸溜所の原酒をブレンドするために、ニッカウヰスキー第2の蒸溜所として『宮城峡蒸溜所』が建てられました。


ニッカウヰスキーは、日本国内の他にも蒸溜所を保有しており、スコットランドのハイランド地方で1825年に創業した『ベンネヴィス』を1989年に買収しています。


スコッチをルーツとしているニッカは、実際にスコッチ業界の情報を得るために買収したそうです。


そんなニッカウヰスキーは2020年に『ニッカ セッション』発売し、90周年の節目に新たに今回の『ニッカ フロンティア』を発売しました。

 

4年ぶりの通年販売の新商品です!

 

ニッカ フロンティア


『ニッカ フロンティア』は2024年10月1日に発売されました。


500mlで希望小売価格は税込¥2,200です。

 

一般的なフルボトル700mlに換算すると¥3,080になります!


僕は酒のやまやで税込¥2,178で購入しましたが、場所によっては税込で2千円を下回る値段のところもありました。


『フロンティア』という名前は、創業者の竹鶴政孝が日本のウイスキーの歴史を切り開いた、フロンティアスピリットを後世に継承していくという想いが込められています。


使われている原酒は、ニッカの原点でもある余市蒸溜所のヘビーピートのモルト原酒をキーモルトに、一部海外の原酒もブレンドされているブレンデッドウイスキーです。

 

海外の原酒もブレンドされているので、日本洋酒酒造組合が定める『ジャパニーズウイスキーの定義』には当てはまりません。


一般的なブレンデッドウイスキーはグレーンウイスキーの比率が高くなっていますが、フロンティアは、よりモルトの個性を出すためにモルトウイスキーの比率51%以上と高くしています。

 

モルトウイスキーの比率は20〜30%が一般的です!


アルコール度数も一般的なブレンデッドウイスキーよりも高めの48%にしていることで、ハイボールなどで飲んでも割り負けない味わいになっているようです。

 

ブラックニッカ クリアはアルコール度数37%ですので11%も高くなっています!


そして、ウイスキーは瓶に詰める前に冷却してにごりの成分をろ過するのか一般的ですが、あえて冷却ろ過を行わない『ノンチルフィルタード』を採用しています。


『ノンチルフィルタード』にすることで、ウイスキー本来の味わいのまま瓶に詰めることができます。

 

この価格帯では珍しいこだわりが詰まっています!


ボトルは透明の瓶になっており、これは『ウイスキーの液体を堂々と見せて、何一つ隠すところはない自信作』という意味だそうです。

 

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ボトルの裏面には、ニッカウヰスキーの蒸溜機に使われている『しめ縄』のデザインがされています。

 

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シンプルですがボトルにもこだわりが込められていますね!


では、実際に飲んでいきましょう!

 

 

 

テイスティング


今回はストレートハイボールでテイスティングしました。

 

Details

【ニッカ フロンティア】

《度数》48%
《原材料》モルト・グレーン

 

 

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色味は綺麗な琥珀色で、少し濃いように感じました。

 

まずはストレートです。


・香り


コクのあるバニラやはちみつの甘い香り、柑橘系のフルーティさを感じました。


ほんのりと土っぽいスモーキーな香りと、ウッディな樽の香りも感じられました。


アルコール感は強く嗅ぐと感じますが、思っていたよりも香り立ちは良かったです。

 

・味わい


口当たりは優しく、ハチミツやカラメルの優しい甘さを感じました。


甘さの伸びはそれほど長くなく、余韻はジンジャーのスパイシーさを感じ、少しスモーキーで若干の渋みもありました。

 


お次はハイボールです。

 

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・香り


ふわっとはちみつの優しい甘い香りと、土っぽいスモーキーな香りを感じました。


ハイボールになると、それほど香り立ちは良くありませんでした。

 

・味わい


すっきりとしたはちみつの甘さ、若干の柑橘系のフルーツ感を感じました。


余韻はビターチョコレートのような味わいと、渋みもありながらも、モルト感もしっかりあって、コクのあるハイボールでした。

 

まとめ

 

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今回は『ニッカ フロンティア』を飲んでみましたが、ストレートでも楽しめて、ハイボールもしっかりとした飲みごたえがありました。

 

個人的に宅飲みレギュラーメンバーに入れたくなる味わいで、今後も継続的に購入すると思います!


この価格帯で個性もあって、飲みごたえもあるので何気なく飲むウイスキーとしてはかなり活躍すると思います。


食事を邪魔するような尖った個性ではないので、ハイボールは食中酒でも楽しめると思います。

 

余市のヘビーピート原酒がキーモルトではありますが、それほどスモーキーな印象は感じなかったので、ウイスキーを飲み慣れていない方でも楽しめる味わいだと思います。

 

非常に味わいのバランスが良いです!


では最後に今回の『ちょっと人に話したくなるポイント』です。

 

ちょい話 POINT
  • ニッカ創業90周年を機に発売された
  • モルト比率が51%以上のブレンデッドウイスキー
  • アルコール度数48%、ノンチルフィルタードを採用

 

皆さまも見つけた際は是非、試してみてはいかがでしょうか?

 

 

 

では。

 

 

 

 


 

 
 

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