お酒は20歳になってから
皆さまこんばんは。
さけ袋のお時間です!
本日は意外と飲む機会が少ないこちら。
『スーパーニッカ』
ニッカウヰスキー創業者の竹鶴政孝が、亡き妻リタへの追悼と感謝の意を込めてつくった銘柄です。
ボトルの形が特徴的ですね!
スーパーニッカ
飲み進める前にスーパーニッカについて簡単に探ってみましょう!
スーパーニッカは1962年に発売されました。
ニッカウヰスキー創設者の竹鶴政孝が1961年に亡くなった妻のリタへ捧げるために、息子の竹鶴威(たけし)と共につくりあげました。
アルコールに香料と着色料を加えた安価な偽物ウイスキーが人気の時代に、妥協せず本物のウイスキーとしてつくられました。
当時は生産数が限られており、年間1,000本程度でなかなか店頭に並べられることはなかったそうです。
幻のウイスキーとまで言われていたそうです!
1980年代には量産体制も整ったことで、継続的に販売されるようになりました。
スーパーニッカといえばボトルの形が特徴的です。
アラジンの魔法のランプみたい。
僕もそれを連想してしまいます!
このボトルの形にもしっかりとした理由があり、『ウイスキーが熟成するまでには何年もかかる。大きくなった娘を嫁にやるのと同じだから、立派な衣装を着せてやりたい』という竹鶴政孝のウイスキーに対する愛が込められています。
現在は機械で製造されていますが、当時は型を使わずに1本ずつ手で作られる手吹きでボトルが作られていたので、安価なウイスキーが300円台で買えた時代に3,000円という値段で販売されていました。
中身もボトルも一切の妥協なし!!
現在のスーパーニッカは『新樽熟成の宮城峡モルト』と、『熟成感のある余市のライトピートモルト』、蜂蜜のような甘さをもつ『カフェグレーン』をブレントしてつくられています。
ちなみに、現在のスーパーニッカは海外の原酒もブレンドされているので、日本洋酒酒造組合が定める『ジャパニーズウイスキーの定義』には当てはまりません。
ラインナップ
今回僕が購入したのは500mlのボトルですが、2024年5月現在、スーパーニッカは3種類のラインナップがあります。
- 700ml
- 500ml
- 50ml
180mlあたりがあればもう少し試しやすい気もしますね!
スーパーニッカはボトル以外にも水割りされた『スーパーニッカ&ウォーター』が300mlの瓶と缶タイプで販売されていましたが、現在は終売しているようです。
瓶のタイプは未だにスーパーやコンビニで売ってるところを見ます!
では実際に飲んでいきましょう!
テイスティング
今回はストレートとハイボールでテイスティングしました。
【スーパーニッカ】
《度数》43%
《原材料》モルト・グレーン
まずはストレートからです。
色味は少し薄めの琥珀色です。
・香り
少しアルコール感もありますが、はちみつの甘い香りが特徴的で、少しフルーティーな要素もありました。
若干の香ばしい樽の香りも感じましたが、それほど強くはありませんでした。
・味わい
口当たりはまろやかで、はちみつの優しい甘さが広がり、少しフローラルさもありました。
余韻は長くありませんが、少しビターでウッディーな要素も感じました。
個性がかなりある方ではないですが、思っていたよりストレートでも楽しめました。
お次はハイボールです。
・香り
ハイボールになると香り立ちはそれほど良くないですが、ほんのりと甘い香りを感じました。
・味わい
ハイボールでも口当たりはまろやかで、はちみつの優しい甘さ、りんごのようなフルーツ感も感じました。
余韻は少しビターさもありますが、全体的にすっきりしていて、ライトな味わいでした。
まとめ
今回は『スーパーニッカ』を飲んでみましたが、ハイボールは食中酒でもおすすめできる味わいでした。
個人的には水割りで飲むのが好きですが、ハイボールもすっきりしていて美味しかったです!
イメージ的にはハイニッカに熟成感を足して、よりまろやかに仕上げたように感じました。
構成原酒に『余市のライトピートモルト』を使用しているとのことでしたが、それほどスモーキーさは感じませんでした。
同じニッカなら、シングルモルトの『余市』や『宮城峡』、『フロムザバレル』などが人気だと思います。
あえて買わない銘柄だと思いますが、歴史の長いスーパーニッカは優しい味わいで1日の終わり、くつろぐ時間にぴったりです。
では最後に今回の『ちょっと人に話したくなるポイント』です。
- 竹鶴政孝が妻のリタへの追悼と感謝を込めてつくった銘柄
- 1962年に発売された
- 発売当時は手吹きでボトルが作られていた
皆さまも是非一度、試してみてはいかがでしょうか?
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