お酒は20歳になってから
皆さまこんばんは。
さけ袋のお時間です!
本日は前回に引き続き台湾の蒸留所『KAVALAN』から発売されたこちら。
『KAVALAN バーカクテル ジントニック』
ハイボールに続いて今回はカバランのジントニック缶です。
期待はできませんが少し楽しみです!
カバランジン
飲み進める前にカバランジンについて簡単に探ってみましょう!
カバランはウイスキーの他にジンも作っております。
日本では2019年の10月にジンが発売しております。
ウイスキーと同じ蒸留施設内にある、ドイツ製の連続式蒸留器で3回蒸留して製造されています。
カバラン バーカクテル ジントニックは前回のハイボールと同日の2020年6月17日に発売されました。
使用されているボタニカルは『ジュニパーベリー』に加えて『金柑』『レッドグァバ』『スターフルーツ』など、蒸留所の位置する宜蘭県(イーラン)特産のフルーツを含む6種類を使用しています。
これを見るとフルーティーな味を想像できますね!
ジンの定義
ジンというお酒には定義があります!
どんな定義?
EUでは明確な規定が定められています。
- ジュニパーベリーの香りを主とし、定められた天然素材、またはそれと同一成分の香料を使用すること
- 瓶詰めアルコール度数は37.5%以上であること
- 『ジン』『蒸留ジン』『ロンドンジン』の3つのカテゴリーに分ける
ジュニパーベリー?
ジュニパーベリーとはスパイスで、北半球の比較的寒い地域に分布しているセイヨウネズという針葉樹の果実です。
見た目はブルーベリーに似ていますね!
歴史も古く、中世ヨーロッパではジュニパーベリーの蒸留酒が治療薬としても使われていた歴史もあり、当時は薬局で薬用酒として販売されていました。
ヨーロッパだけではなく、エジプトにも輸出されていたようで、ツタンカーメンの墓からもジュニパーベリーが発見されたという情報もあるようです。
ジンは3つのカテゴリーに分けられていますが、それぞれにも定義があります。
- 『ジン』
農作物由来のアルコールにジュニパーベリーの香味を与えたもの。
天然の香料だけでなく、人工香料も使用可能。
- 『蒸留ジン』
農作物由来のアルコールをベースに使用し、伝統的な蒸留機を使って再蒸留する。
蒸留によってジュニパーベリーを含むボタニカルの香味を与えたもの。
定められた天然素材もしくは、それと同一の成分の香料を使用して、フレーバーを与えることも可能。
瓶詰め時のアルコール度数が37.5%以上。
- 『ロンドンジン』
農作物由来の高品質アルコールをベースに使用。
使用する素材は全て天然のボタニカルのみを使用し、蒸留によって風味付けをする。
蒸留液の最低アルコール度数は70%以上であること。
瓶詰めの際、少量の糖分であれば添加が可能(着色料などは添加不可)。
瓶詰め時のアルコール度数が37.5%以上であること。
ジンも奥が深いですね〜
ロンドンジンで有名な『タンカレー・ドライ・ジン』はアメリカの伝説的なジャズ歌手、フランク・シナトラも愛飲していたようで、そのほかにバーボンウイスキーの『ワイルドターキー』も好んで飲んでいたそうです。
その2つのお酒『タンカレー・ドライ・ジン』と『ワイルドターキー』を1:1で混ぜ合わせた、日本で考案されたカクテルがフランク・シナトラの本名から『フランシス・アルバート』と名付けられています。
カッコいい!!
というわけで若干脱線しましたが、実際に飲んでいきましょう!
テイスティング
今回は氷を入れたグラスに注いでテイスティングしました。
【KVALAN バーカクテル ジントニック】
《度数》4%
《原材料》ジン・糖類・炭酸・香料・酸味料
色味は一般的なジントニックと同じく無色透明です。
・香り
グラスに注いでいる時からジュニパーベリーの良い香りがしましたが、他のフルーツのボタニカルはあまり感じませんでした。
・味わい
ほんのり熟したフルーツのような甘さ、ジュニパーベリーの鼻から抜ける香りが印象的ではありましたが.....
やはり甘い!!
分かりやすく言うと、三ツ矢サイダーにジュニパーベリーの香りをつけたような感じです。
全体的にジンもトニックも薄い印象でした。
まとめ
今回は『KAVALAN バーカクテル ジントニック』を飲んでみましたが、前回のハイボール同様に個人的に口に合いませんでした。
原因はハイボールと同じく
原材料に『糖類』『香料』『酸味料』が加えられています。
僕が知っているジントニックとは違いました。。
ジンをトニックで割った純粋なジントニックが苦手な方は飲みやすいと思いますが、ぬるくなると飲みづらくなりそうなので、キンキンに冷やして氷の入ったグラスで飲んだ方が良さそうです。
同シリーズのハイボールほど悪くはなかったのですが、リピートはしないかなと思います。。
では最後に今回の『ちょっと人に話したくなるポイント』です。
- ウイスキーと同じ施設でジンもつくられている
- 宜蘭県(イーラン)特産のフルーツを含む6種類を使用
- 純粋なジントニックではない
皆さまも試してみてはいかがでしょうか?
では。
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