さけ袋のブログ

ちょっと人に話したくなるお酒の知識

焼酎ウイスキー【ウイスキー水割り 無銘】

お酒に関する内容を含んでいます。
お酒は20歳になってから

 

皆さまこんばんは。


さけ袋のお時間です!

 

本日はずっと気になっていたけれど手に取らなかったこちら。

 

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『ウイスキー水割りカップ 無銘』

 

主にコンビニで販売されているカップタイプのウイスキー水割りです。

 

 

ずっと気になっていましたが、実際に飲んだのは今回が初です!

 

 

 

福徳長酒類株式会社

 

飲み進める前にウイスキー水割りカップ無名について簡単に探ってみましょう!

 

『ウイスキー水割りカップ 無銘』の製造、販売を行っているのは福徳長酒類株式会社(ふくとくちょうしゅるい)です。


福徳長酒類株式会社は千葉県松戸市に本社を置き、酒類・食品の製造販売を行っているオエノングループの一社です。


『焼酎』『清酒』を中心に『スピリッツ』『チューハイ』『ワイン』『製菓用洋酒』など幅広く取り扱っています。

 

幅広いですね〜


伝統に培われた高度な発酵技術、自在な蒸留技術、長期貯蔵の豊かな経験を背景『米』『麦』『そば』などの原料を使い、品質の高い本格焼酎を生み出しています。

 

特に焼酎はコスパが高く美味しいという口コミが多いです!


福徳長酒類株式会社は千葉県の本社の他に、国内3カ所に生産拠点があります

 

  • 福岡久留米工場 『麦焼酎』
  • 鹿児島・薩摩工場 『芋焼酎』※休造中
  • 山梨県・韮崎工場 『清酒』

 

ウイスキーは福岡久留米の自然の中に佇むレンガ造りの建物、『福岡久留米工場』で製造されています。

 

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ちなみにジンも福岡久留米工場で作られています!


特徴は茅ケ岳、甲斐駒ケ岳、八ケ岳の山々を望み、美しい自然と清冽な水から生まれる淡麗ですっきりとした味わいです。


独自製法により、少人数で効率的な生産を可能にし一般的な酒蔵の倍以上の単位で生産できるようです。

 

ウイスキー 無銘


焼酎や清酒をメインに作っていた福徳長酒類株式会社は2016年に水割りウイスキー『ウイスキー水割りカップ 無銘』を発売しました。

 

『無銘(むめい)という名前の由来は、銘柄ではなく味わいで評価していただきたいという思いから、商品名は『美酒に銘なし』という意味の『無銘』だそうです。

 

2017年に水割りではない『ウイスキー 無銘』も発売しております!

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焼酎蔵ならではの味わいで、樫樽で貯蔵した芳醇な香味の『長期貯蔵焼酎』と、芳ばしい『モルトウイスキー』で作ったブレンデットウイスキーです。


原材料のスピリッツは独特の製法で本格『焼酎』をスピリッツ化したものになります。

 

焼酎をスピリッツ化??


複雑すぎて僕もよく理解できませんが、

 

日本の酒税法ではウイスキーの定義がスコットランドやアメリカほど明確化されていません!


樽熟成の期間などの規定もありません。


極端に言うと輸入ウイスキー10%に対し、醸造アルコールやスピリッツを90%混ぜた物でもジャパニーズウイスキーとして販売できてしまいます。


しかし、2021年4月に日本洋酒酒造組合が日本のウイスキーのブランド価値を守るために『ジャパニーズウイスキー』の定義を決めました


ただ、これは組合に加盟しているメーカーが守るべき『自主基準』ですので、酒税法によって定められているわけではありません


現在、スーパーや酒屋さんには知識がない人だとあたかも『日本で作られたウイスキー』と思い込んでしまうほど紛らわしいものが増えています。

 

それもビジネスですが、残念ながらスコッチやバーボンのそれではありません。


説明文から考えると、ウイスキー 無銘は恐らく『海外の輸入モルト原酒』と『自社の焼酎』を混ぜたウイスキーです。


ちなみに2018年には米焼酎をベーススピリッツに和ボタニカル素材を加えた『ジン 無銘』も発売しております。

 

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焼酎に強い会社らしいお酒作りをされています。

 

細かい概念は置いといて個人が美味しいと感じればそれが正解です!


では実際に飲んでいきましょう!

 

 

 

テイスティング


今回は氷を入れたグラスに注いでテイスティングしました。

 

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Details

【ウイスキー水割りカップ 無銘】

《度数》12%
《原材料》モルト・スピリッツ(国内製造)

 

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色味はウイスキーらしい琥珀色がうっすらとある感じで、他のウイスキー水割りと比べてもさほど違いはありません。

 

・香り


ほんのりモルトのような穀物のウイスキーらしい香りと、バニラのような甘い香りを感じましたが、その後はアルコール臭がメインでした。


やはりウイスキーというより焼酎に近いように感じました。

 

・味わい

 

香り同様に薄いバニラのような甘さをはじめに感じましたが、その後は焼酎のアルコール感が強かったです。


余韻で鼻から抜ける香りはウイスキーらしさがありましたが、口に残る後味は焼酎のアルコールを強く感じました。

 

まとめ


飲んだ瞬間は

 

あれ?案外イケるかも。


と思ったのですが、やはり焼酎のニュアンスが強かったです。

 

純粋なウイスキーではなく、やはり『焼酎ウイスキー』でした。

 

僕は焼酎をあまり飲まないので焼酎を強く感じましたが、普段から飲まれる方はそこまで気にならないと思います!

 

どちらかというと、12%のアルコール度数も含めて普段からお酒を飲み慣れている方向けなのかなと感じました。

 

では最後に今回の『ちょっと人に話したくなるポイント』です。

 

ちょい話 POINT
  • 千葉県に本社を置く『福徳長酒類株式会社』が製造
  • 商品名は『美酒に銘なし』という意味の『無銘』
  • 海外のモルト原酒と焼酎を混ぜたウイスキー

 

皆さまも見つけた際は試してみてはいかがでしょうか?

 

 

 

では。

 

 

 

 


 

 
 

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