さけ袋のブログ

ちょっと人に話したくなるお酒の知識

緑のバスカー【BUSKER】

お酒に関する内容を含んでいます。
お酒は20歳になってから

 

皆さまこんばんは。

 

さけ袋のお時間です。

 

本日は巷で話題の『アイリッシュウイスキー』のこちら。

 

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『THE BUSKER IRISH WHISKEY』

 

バスカーの中でも1番初めに発売されたブレンデッドタイプです。

 

 

アイリッシュウイスキーはそこまで飲んだことがないので非常に楽しみです!

 

 

 

アイリッシュウイスキー

 

飲み進める前にまずは『アイリッシュウイスキー』について簡単に探ってみましょう!


『アイリッシュウイスキー』とはアイルランド共和国と北アイルランドの双方で製造された『穀物』が原料のウイスキーです。


スコットランドのスコッチや、アメリカのバーボンのようにアイリッシュウイスキーにも法定義があります。

 

  • 麦芽に含まれる酸素により糖化、酵母の働きにより発酵していること。
  • 蒸留液から香りと味を引き出せるよう、アルコール度数94.8%以下で蒸留。
  • 木樽で3年以上アイルランド共和国、または北アイルランドの倉庫で熟成させていること。

 

これらの条件を満たしたウイスキーがアイリッシュウイスキーと呼ばれます!

 

上記に加えて伝統的なアイリッシュウイスキーはモルトと未発芽大麦、その他の穀物を原料に単式蒸留器で3回蒸留したポットスチルウイスキーが使用されています。


スコットランドやアメリカなど、アイルランド以外でも3回蒸留によるウイスキーづくりはおこなわれてきました。


ただ、3回蒸留の本場といえばアイルランドと言われており、3回蒸留を採用している蒸留所がアイルランドほど密集している地域は他にありません

 

何のために3回蒸留するの??

 

3回蒸留の主な目的は、スピリッツを磨くことです!

 

2回蒸留してもまだ残っている不純物を取り除き、より洗練されたスピリッツにすることでアイリッシュウイスキー特有のなめらかで、穏やかな味わいになります。

 

バスカー


バスカーロイヤルオーク蒸留所で造られています。

 

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ロイヤルオーク蒸留所2016年にアイルランド南東部、カーロウ州で創業されました。

 

創業者であった『バーナード・ウォルシュ』の名前から当初は『ウォルシュ蒸留所』という名前でしたが、2019年にイタリアの酒類メーカーが買収し、『ロイヤルオーク蒸留所』という名前になりました


ロイヤルオーク蒸留所2回蒸留のモルトウイスキー』と『3回蒸留のポットスチルウイスキー』『グレーンウイスキー』の3種類を造ることができます

 

3つの原酒を1つの蒸留所で造ることができるのは世界でも珍しいです!


ちなみにBUSKER(バスカー)とは『大道芸人』という意味ですが、アイルランドでは『ストリートミュージシャン』のことを言います。

 

バスカーは今回のブレンデッドタイプを含めて4種類発売しています。

 

  • ブレンデッド
  • シングルモルト
  • シングルグレーン
  • シングルポットスチル

 

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日本ではブレンデッドが初めに発売されて、次にシングルモルト、シングルグレーン、シングルポットスチルが発売されました。

 

緑色のブレンデッドと青色のシングルモルトはよく見かけるようになりましたが、他の2つはあまり見かけたことがありません。。

 

今回のブレンデッドはボトルにも書かれているように3つの樽が使われています。


使われている樽は『バーボン樽』『シェリー樽』『マルサラワイン樽』の3種類です。

 

マルサラワイン樽?

 

マルサラワインとはイタリアのシチリア島で造られる酒精強化ワインのことです!


実際に使用しているマルサラワイン樽は、イタリアの老舗ブランドの『フローリオ』の樽のみを使用しているようです。

 

では実際に飲んでいきましょう!

 

 

 

テイスティング

 

今回はストレートハイボールでテイスティングしました。

 

Details

【バスカー アイリッシュウイスキー

《度数》40%
《原材料》モルト・グレーン

 

まずはストレートからです。

 

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色味はほんのり赤みがかった綺麗なゴールドです。

 

・香り


バニラの様な甘い香りと、マンゴーなどトロピカルなフルーツ感も感じました。


モルトの穀物感も余韻で少し感じることができました。

 

・味わい

 

飲み口は滑らかですっきりしたバニラの甘さ、りんご、モルトの穀物感のバランスの良さが印象的でした。


余韻は長くなくスパッと切れる感じで、少しアルコールのスパイシーさも感じました。

 


お次はハイボールです。

 

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・香り

 

ハイボールにするとそこまで香り立ちが良いわけではありませんが、ほんのりとフルーツのニュアンスを感じることができました。

 

・味わい


ハイボールにするとフルーツのトロピカル感が増し、バニラのような甘さは抑えられたので非常に飲みやすかったです。

 

アルコールのネガティヴな要素はそれほどなく、すっきりした味わいでした。

 

まとめ

 

今回は『バスカー』を飲んでみましたが、コスパが良くて非常に飲みやすいので自宅での常飲酒としておすすめです。

 

ストレートは少し物足りなさを感じてしまいましたが、ハイボールはアルコール度数も40%と低めなので、普段ウイスキーを飲み慣れていない方でも飲みやすいと思います。

 

すっきりした味わいなので食中酒でもおすすめです!

 

残りの3種類もいずれレビューしてみようと思います。

 

では最後に今回の『ちょっと人に話したくなるポイント』です。

 

ちょい話 POINT
  • アイリッシュウイスキーには法定義がある
  • ロイヤルオーク蒸留所は3種類の原酒をつくることができる
  • BUSKERの意味は『大道芸人』『ストリートミュージシャン』

 

皆さまも試してみてはいかがでしょうか?

 

 


では。

 

 

 

 

 


 

 
 

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