お酒は20歳になってから
皆さまこんばんは。
さけ袋のお時間です!
本日は長熟ウイスキーのこちら。
『ザ・グレンリベット18年』
スコッチウイスキーの代表格で、シングルモルトの原点と言われているグレンリベットの18年熟成です。
友人からプレゼントしてもらい、やっと開けることができました!
ザ・グレンリベット18年
飲み進める前にグレンリベット18年について簡単に探ってみましょう!
『グレンリベット蒸溜所』はスコットランド北部のスペイサイドに1824年に設立されました。
グレンリベットといえば、スコットランドで英国政府公認第1号の蒸溜所です!
詳しいグレンリベットの歴史はこちらをお読みください。
グレンリベット18年は『ファースト・フィル』と『セカンド・フィル』の『 アメリカン・オーク樽』と『シェリー樽』で熟成された原酒が使われています。
12年をそのままプラス6年熟成させただけじゃないの?
違うんです!
ウイスキーで勘違いされがちなところですね。
ウイスキーのボトルに書かれている熟成年数は、ただ単に同じ原酒を熟成させただけではありません。
数種類の樽から原酒をブレンドして1本のウイスキーとしてボトリングされています。
なので、年数表記があってもその年数より熟成された原酒が使用されている可能性もあります。
どういうこと??
ウイスキーは樽によって味わいが違っているので、一つの樽からボトリングするとボトル毎に味わいが変わってしまいます。
2つの樽を同じように熟成させてボトリングしても微妙に味わいが変わってしまいます。
ウイスキーは生き物なんです!
継続的に商品化するためには、味を均一化させる必要があるので、数種類の樽から原酒をブレンドしてボトリングされています。
もちろん1つの樽のみの原酒を使用した『シングルカスク』というウイスキーもあります。
数種類の樽からブレンドしているので全てが18年熟成の原酒ではなく、20年や30年なども混ざっている可能性もあります。
じゃあなぜ18年なの?
実際に表記されている熟成年数は、そのボトルに使われている原種の中で1番若いものに合わさなければいけません。
極端に言えば、全体の99%が30年熟成された原酒を使っていても残りの1%が18年熟成の原酒であれば、実際に表記するのは18年と表記しなければいけません。
なので、たとえグレンリベット18年でも中身に使われている原酒が全て18年熟成されたウイスキーとは限らないのです。
これはグレンリベットだけではなく、すべてのウイスキーに当てはまります!
グレンリベットは2019年の11月中旬からパッケージデザインがリニューアルされています。
中心ラインナップの『12年』『ファウンダーズリザーブ』『15年 フレンチオーク・リザーブ』『18年』の4つがリニューアルされています。
そして2023年2月下旬から『21年』『25年』もリニューアルされました。
18年に関して言えば、個人的にはリニューアルされたデザインの方が好みです!
グレンリベット18年はSWSC(サンフランシスコ・ワールド・スピリッツ・コンペティション)、TSWM(ザ・スコッチウイスキー・マスターズ)など、世界的な品評会でも数々の受賞歴があり、グレンリベットの中でも一番受賞歴があります。
では実際に飲んでいきましょう!
テイスティング
今回はストレートとハイボールでテイスティングしました。
【ザ・グレンリベット18年】
《度数》40%
《原材料》モルト
まずはストレートから。
色味は少し赤みがかった琥珀色で、ウイスキーらしく綺麗な色です。
・香り
熟した赤いりんごや洋梨のようなフルーツの香りが強く、フローラルな要素も感じられました。
ほんのり香るという感じではなく、しっかりとした香りでした。
・味わい
はちみつやバニラの甘さとりんごのフルーツ感、シェリー樽由来のレーズン感もありました。
まろやかな甘さとフルーツ感で、余韻は少しスパイシーでした。
お次はハイボールです。
・香り
ハイボールにすると全体的な香りは弱くなりますが、レーズンの香りを強く感じました。
・味わい
香りと同様にレーズン感が強くなって、甘さはドライな印象です。
余韻はシェリー樽らしい渋みもあり、フルーツの要素がハイボーにするとしっかり出てきました。
度数はそれほど高くありませんが、味わいはそれほど崩れずしっかりと個性が出ていました。
まとめ
今回は『ザ・グレンリベット18年』を飲んでみましたが、やはり熟成期間が長いのでまろやかで非常にバランスの取れた味わいでした。
バーならハイボールで注文するのはもったいなくて躊躇してしまいますが、自分でボトルを買えば何も気にすることなく色んな飲み方を試せるので、水割りなども試してみようと思います。
自分で買ってないけどね。笑
グレンリベットは基本的に箱が付いているのですが、特に18年はしっかりとした箱に入っているので味わい含めてギフトにもぴったりだと思います。
これをプレゼントで選んだ友人はナイスですね〜
残りも大事に飲ませていただきます。
では最後に今回の『ちょっと人に話したくなるポイント』です。
- 品評会でも数々の受賞歴がある
- ボトルに表記されている年数の原酒のみが使われている訳ではない
- 2019年にリニューアルされた
皆様も機会があれば是非、一度試してみてはいかがでしょうか。
では。
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